【矯正を検討中の方へ】矯正治療にCT検査は必要?目的・タイミング・メリットを歯科医が解説!
2025/04/15
【矯正を検討中の方へ】矯正治療にCT検査は必要?目的・タイミング・メリットを歯科医が解説!
「矯正治療の前にCT撮影が必要です」と言われたけど、
そもそも何のため?本当に必要なの?
-
普通のレントゲンとどう違うの?
-
被ばく量は大丈夫?
-
費用は高くなるの?
そんな不安や疑問をお持ちの方へ向けて、この記事では、
-
矯正治療でのCT検査の目的
-
どんな場合に必要なのか?
-
パノラマレントゲンとの違い
-
CT検査でわかること
-
患者さんにとってのメリット
を、歯科医の視点でわかりやすく解説します。
結論|矯正治療にCT検査は「ケースによって必要」です
矯正治療を行うすべての方にCTが必要というわけではありません。
ただし、以下のようなケースではCT検査が非常に有効です。
-
親知らずの状態や歯の根の向きを詳しく知りたいとき
-
埋伏歯(骨に埋まっている歯)がある場合
-
歯の移動距離や骨の厚み、顎の形などを正確に知る必要があるとき
-
インプラントアンカー(矯正用ミニスクリュー)を使う場合
-
治療の安全性や精密性を高めたいとき
-
📌 2D(平面)のレントゲンだけではわからない情報を得られるのがCTの最大の強みです。
CT検査とは?歯科で使う「歯科用3D画像診断機器」
✅ 歯科用CTとは?
-
歯や顎の骨、歯の根、神経や血管の位置まで、立体的(3D)に映し出すことができるX線撮影機器
-
医科のCTとは異なり、撮影範囲が口腔内に特化しており被ばく線量も少ない
-
矯正だけでなく、インプラント・根管治療・親知らず抜歯・顎関節症の診断にも活用されます
レントゲンとCTの違いは?
比較項目 | パノラマレントゲン | 歯科用CT |
---|---|---|
表示 | 平面(2D) | 立体(3D) |
見える範囲 | 全体のあらまし | 顎の骨・神経・歯根の形まで詳細に確認可能 |
情報量 | 限られる | 圧倒的に多い(角度を変えて見ることも可能) |
撮影時間 | 約10秒前後 | 約20〜30秒 |
被ばく量 | 少 | やや多いが歯科用CTは非常に低線量 |
📌 平面レントゲンだけでは“隠れている問題”を見逃す可能性があるため、必要に応じてCTを併用します。
矯正治療でCT検査が必要になるケースとは?
✅ 1. 埋伏歯(うまっている歯)がある場合
-
骨の中に埋まっている歯がどの方向に向いているか、どの歯に近接しているかなどを3Dで確認
→ 牽引が可能か、抜歯が必要かなどの判断材料に -
✅ 2. 歯の根の位置や形状を詳細に知りたいとき
-
矯正によって歯を動かす際、隣の歯の根とぶつからないように計画する必要があります
→ CTがあれば安全かつ効果的な動かし方を設計できる -
✅ 3. 骨の厚みや歯槽骨の状態を確認したいとき
-
出っ歯やガミースマイルの改善、歯の舌側移動(前歯を後ろに下げる治療)などは骨の厚みとの兼ね合いが重要
-
✅ 4. 顎の左右差や非対称がある場合
-
片側だけの咬み合わせのズレや、骨格のゆがみを立体的に評価できます
→ 必要であれば外科矯正や咬合調整も検討 -
✅ 5. インプラントアンカー(矯正用ミニスクリュー)を使うとき
-
神経や血管を避けて、安全な位置にミニスクリューを設置するための術前診断に必須
-
CT検査のメリットとは?
✅ より安全・正確な矯正計画が立てられる
-
**「見えない部分を見える化」**できることで、無理のない治療設計が可能になります
✅ トラブルの予防になる
-
根の吸収・歯の移動の失敗・神経の損傷など、予測されるリスクを事前に把握して対策できる
✅ 最短で理想的な仕上がりへ導ける
-
歯の移動の限界や骨の厚みを把握して、最も効率的かつ見た目も機能も整う治療ができる
よくある質問(Q&A)
Q. CT検査って被ばくが心配です…
→ 歯科用CTは医科用CTに比べて被ばく線量が極めて少なく、安全性が高いとされています。
→ デジタルCTで約0.01〜0.03ミリシーベルト程度。これは飛行機に数時間乗るのと同等レベルの被ばく量です。
Q. CT検査の費用は保険適用される?
→ 矯正治療が自費治療の場合、CT撮影も基本的には自費になります。
→ 費用は医院によりますが、5,000円〜15,000円程度が一般的です。
Q. CTなしで矯正することもできますか?
→ 軽度の歯列不正や、**単純なマウスピース矯正(前歯だけの部分矯正など)**では、CTを使わず進めることもあります。
ただし、治療の安全性・精密性を重視するなら、CTの活用は大きな安心材料です。
当院ではCTを用いた「安心・納得」の矯正治療をご提案
-
✅ 歯科用CT完備:必要に応じてその場で立体画像診断が可能
-
✅ 矯正治療前の総合診断で、見えない問題も事前に把握
-
✅ 必要な方には骨格・歯根・歯列全体を3Dで分析
-
✅ 小児矯正・マウスピース矯正・インプラント矯正にも対応
-
まとめ|CT検査は「必要な情報を見逃さないための、最強の診断ツール」です
-
矯正治療は見た目を整えるだけでなく、機能・安全性・長期的な安定性が重要
-
CTを活用することで、“根拠のある治療計画”が立てられ、リスクを回避できる
-
すべての人に必要ではないけれど、一部の症例では非常に大きな意味を持つ検査
-
📣 矯正治療を検討しているけど「CTって必要?」と思ったら…
-
自分の歯や骨の状態をしっかり把握して治療を受けたい
-
なるべく効率よく治療を進めたい
-
安心して歯並び改善を始めたい
-
当院では、CTを用いた矯正診断を実施しております。
気になる方はぜひ一度ご相談ください。
LINE・WEBから24時間予約OK!
正確な診断で、後悔のない矯正治療を一緒にスタートしましょう。
----------------------------------------------------------------------
キレイハ岡山院
住所 : 岡山県岡山市北区駅前町1-10-23
アーバンパレス駅前町102
電話番号 : 086-230-0781
岡山市で取り外し可能な矯正
----------------------------------------------------------------------