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【歯科医が解説】インプラントアンカーを使った矯正とは?―固定源が変わると治療の自由度が広がる!

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【歯科医が解説】インプラントアンカーを使った矯正とは?―固定源が変わると治療の自由度が広がる!

【歯科医が解説】インプラントアンカーを使った矯正とは?―固定源が変わると治療の自由度が広がる!

2025/04/21

【歯科医が解説】インプラントアンカーを使った矯正とは?―固定源が変わると治療の自由度が広がる!

 


 

「できるだけ前歯を下げたいけど、奥歯が動いてしまう…」

 

「外科矯正まではしたくないけど、大きく動かしたい歯がある」

そんな難しい歯並びの動きも、“インプラントアンカー”を使った矯正なら可能になるかもしれません。

この記事では、

  • インプラントアンカー矯正とは?

  • 通常の矯正との違い

  • どんな症例に使えるのか?

  • メリット・デメリット

  • 治療の流れと注意点

を、歯科医の視点からやさしく解説していきます。

 


 

結論|インプラントアンカー矯正は“動かしたい歯だけを動かす”ことを可能にする最新技術です

 


矯正治療では、ワイヤーやゴムの力で歯を動かしますが、どこかを引っ張れば、必ず反対側も引かれて動くのが原理です。

そこで登場したのが「動かしたくない側を骨に固定してしまう」という発想。

それが、“インプラントアンカー”=骨に固定する小さなスクリューを使った矯正治療です。


 

インプラントアンカーとは?

 


✅ 小さなネジ型の矯正用インプラント

  • チタン製の細いネジ(約1〜2mm径)を歯ぐき(骨)に埋め込み、歯を動かすための固定源(支点)として使います

  • 数ヶ月〜1年ほど使用し、役目を終えたら取り外します(基本的に一時的なもの

📌 歯を支えるのではなく、「骨に固定された動かない支点」として使うのが特徴です。


 

通常の矯正との違い

 


比較項目 通常の矯正治療 インプラントアンカー矯正
固定源 他の歯(奥歯) 骨に固定したアンカースクリュー
動かせる方向 制限が多い 垂直・斜め・一方向など自在なコントロールが可能
反作用の影響 引っ張った側の歯も動く 動かしたい歯だけが動く
抜歯回避の可能性 状況によっては抜歯が必要 非抜歯でも十分な移動ができることがある
治療の自由度 ◎(特に難症例に有効)

 

こんな症例に向いています

 


 

✅ 前歯を大きく下げたい/口元を引っ込めたい

  • 通常の矯正では、前歯を引くと奥歯が前に引かれてしまうことも

  • アンカーを使用することで、奥歯を固定して前歯だけを効率よく後退させることが可能


 

✅ 開咬(オープンバイト)の改善

  • 噛んでも前歯が閉じない開咬では、奥歯を圧下(押し下げる)することで前歯が噛み合いやすくなる

  • アンカーがあることで、奥歯を垂直方向にコントロールしやすい


 

✅ ゴムかけ(顎間ゴム)が難しい患者様

  • 従来は患者自身の協力が必要だった力のコントロールが、アンカーを使うことで半自動化できる


 

✅ 外科矯正を回避したい中~重度の症例

  • アンカーによって得られる大きな歯の移動量が、外科手術を避けられる可能性を生む


 

治療の流れ

 


  1. 精密検査・診断(CT・スキャン)
     → 骨の厚みや場所を確認し、スクリューの設置位置を決定

  2. インプラントアンカーの埋入(5〜10分程度)
     → 局所麻酔をしてスクリューを固定。痛みや腫れは軽微なことがほとんど

  3. ワイヤーやゴムを用いた歯の移動スタート
     → アンカーにワイヤーやチェーンを引っかけて、必要な方向に力をかける

  4. 目標の位置まで移動後、アンカーは取り外し

  5. 保定期間へ(後戻り防止)


 

メリット

 


  • 自由度の高い歯の移動が可能

  • ✅ 治療期間の短縮が期待できる

  • ✅ 非抜歯で対応できる症例が増える

  • ✅ 審美的なゴールをより高精度で実現しやすい


 

デメリット・注意点

 


  • スクリューが外れることがある(脱落率:5〜10%程度)
     → 再埋入が必要になるケースも

  • 設置には局所麻酔を伴う
     → ただし、処置自体は短時間で痛みも軽度

  • 骨や歯ぐきの状態により適用できない場合がある
     → 骨密度が極端に低い/歯周病がある/年齢が若すぎる など


 

よくある質問(Q&A)

 


 

Q. インプラント矯正と“歯を失った時のインプラント”は違うの?

はい、まったくの別物です。
→ 矯正用アンカーは一時的な固定具で、歯の代わりになるものではありません。


 

Q. インプラントアンカーの痛みはありますか?

埋入処置は局所麻酔を使用するため痛みはほとんどありません。
→ 処置後の違和感は数日でおさまることがほとんどです。


 

Q. 誰でもアンカー矯正できますか?

骨の状態や年齢・全身疾患の有無などにより判断します。
→ 中学生以降であれば、条件を満たせば適応可能です。


 

当院のインプラントアンカー矯正の特徴

 

  • CT・3Dスキャンで正確な位置決め・骨評価

  • ✅ 難症例にも対応できる、経験豊富な矯正医が担当

  • ✅ 患者様一人ひとりの希望(非抜歯/スピード矯正など)に合わせて治療設計

  • ✅ 駅近・予約制・平日夜・土曜診療で通いやすい


 

まとめ|“固定源”が変われば矯正の選択肢も変わる

 

  • インプラントアンカーは、歯を動かすための“動かない土台”

  • 通常では難しかった移動方向・量にも対応でき、治療の自由度が大幅にアップ

  • 特に前歯を大きく引っ込めたい/開咬を治したい/非抜歯で治したい方におすすめ!


 

📣 「抜歯せずに歯並びを治したい」「口元をもっと引っ込めたい」そんな方はご相談ください

当院では、インプラントアンカーを含めた矯正治療の精密なシミュレーションと提案を行っています。
LINE・WEB予約は24時間受付中!まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。

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キレイハ岡山院
住所 : 岡山県岡山市北区駅前町1-10-23
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電話番号 : 086-230-0781


岡山市で取り外し可能な矯正

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